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こんにちは、競馬リポート管理人の田中です。
今週のキーンランドカップは、札幌芝1200mで行われるサマースプリントシリーズ第5戦。
秋のスプリンターズステークスへ向けた重要な前哨戦でもあり、夏を使われてきた上がり馬と実績馬がぶつかる注目の一戦です。
札幌芝1200mは直線が短い一方で、力を要する洋芝の影響もあり、単純な逃げ・先行だけでは押し切れません。コーナー途中から動ける器用さと、最後までスピードを維持する持続力が重要になります。
そこで今回、注目の1頭として取り上げたいのが、4歳牝馬のナムラクララです。
昨年のキーンランドカップでは8番人気ながら4着。勝ち馬パンジャタワーとは0秒2差で、3着カルプスペルシュとはハナ差という内容でした。
今年は青函ステークス2着から、前走UHB賞を鮮やかに差し切って勝利。スプリント戦で新しい形を身につけ、昨年以上の状態で同じ舞台へ戻ってきます。
父はアドマイヤマーズ、母はサンクイーンⅡ、母父はStorm Cat。
父アドマイヤマーズは朝日杯フューチュリティステークスや香港マイルなどを制した快速馬。高いスピード能力と持続力を兼ね備えた血統です。
母系には世界的なスピード血統であるStorm Catが入り、短距離戦で求められる前向きさとスピードを補強しています。
そして何より注目したいのが、半姉ナムラクレアの存在です。
ナムラクレアは短距離重賞で5勝を挙げ、2023年にはこのキーンランドカップを制覇。同じ長谷川浩大厩舎から、妹も姉と同じタイトルを狙います。
ナムラクララ自身も昨年の札幌芝1200mで重賞4着まで走っており、血統と実績の両面から洋芝適性を評価できます。
ナムラクララはデビュー戦を勝利し、2歳時から芝1400mを中心に安定した走りを見せてきました。
3歳初戦の紅梅ステークスでは中団から抜け出して勝利。その後は桜花賞にも挑戦し、世代上位との対戦を経験しています。
夏に1200mへ距離を短縮すると、函館のTVh杯を勝利。続く昨年のキーンランドカップでは8番人気ながら4着に入り、スプリント重賞でも通用する力を示しました。
その後はオパールステークス2着など好走した一方で、京阪杯や今年前半は結果が安定しない時期もありました。
しかし2走前の青函ステークスから後方で脚をためる形へ転換すると、メンバー最速の上がりでハナ差2着。
前走UHB賞では4コーナー10番手から直線で鮮やかに抜け出し、1分08秒4で勝利。脚質転換が完全に結果へつながっています。
キーンランドカップが行われる札幌芝1200mは、3コーナーまで約400m。コースの半分近くを緩やかなコーナーが占める特殊なレイアウトです。
直線は短いものの、洋芝で力を要するため、単純な前残りにならないのが特徴です。
差し馬には直線まで待つのではなく、3~4コーナーの途中からスピードを上げていく器用さが求められます。
ナムラクララは昨年このコースで行われたキーンランドカップで4着。今年のUHB賞でも同じ札幌芝1200mを勝利しています。
さらに函館でもTVh杯1着、青函ステークス2着と洋芝で安定。北海道シリーズへの適性は今回のメンバーでも高く評価できます。
昨年は好位5番手から運んで4着。今年は差す競馬を身につけているため、展開に応じて選択肢が増えている点も大きな強みです。
今回のポイントは、前走UHB賞から中1週でどこまで状態を維持できるかです。
ただし北海道滞在中の連戦となるため長距離輸送はなく、前走時点で札幌の環境に適応している点はプラス材料です。
近2走を見る限り、理想は序盤から無理に先行争いへ加わらず、中団から後方で脚を温存する形でしょう。
3コーナーから馬群の流れに乗り、4コーナーで外へ進路を確保。直線入口までに前との差を縮めておくことが重要になります。
札幌は直線が短いため、前走以上に仕掛けのタイミングがポイント。浜中俊騎手が近2走で身につけた差す形を生かせれば、重賞初制覇まで十分に狙えます。
枠順については過去10年で6番より外の馬の勝利が目立っており、内枠より中~外寄りを引ければさらに評価を上げたいところです。
ナムラクララを今回の注目馬に挙げる最大の理由は、札幌芝1200mでの実績、現在の充実度、そしてキーンランドカップの好走データが揃っている点です。
昨年の同レースでは8番人気4着。今年は青函ステークス2着、UHB賞1着と一段階成長した状態で再挑戦します。
JRAの過去10年データでは、4歳馬は3着内率32・4%と全年齢でトップ。さらにUHB賞で2番人気以内だった馬は3着内率45・5%と高い好走率を残しています。
ナムラクララは4歳馬で、前走UHB賞を1番人気で勝利。この2つの好走条件にともに該当します。
中1週というローテーションは確認が必要ですが、昨年より脚質の幅が広がり、洋芝でも安定して結果を残している現在なら十分に克服可能と見ています。
姉ナムラクレアが2023年に制した舞台で、今度は妹が重賞初制覇へ。キーンランドカップで最も注目したい1頭はナムラクララです。
現時点ではキーンランドカップの軸候補として注目。昨年4着の舞台適性に加え、近2走で差す競馬を完成させた成長を高く評価します。中1週でも最終追い切りに疲れが見られず、6番より外の枠を確保できれば、本命候補まで評価を引き上げたい一頭です。
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